卒業生からの熱いメッセージ


ここでは正道会館淡路支部に在籍し経験した事で学んだことについて、卒業生からの熱いメッセージが
寄せられています。みなさん多方面で活躍されています。本当にありがとうございます。
 

正道会館で学んだこと
京都大学工学部
工業化学科創生化学コース2回生 天野愛


小6の春から高3の夏まで毎週月曜日に津名教室に通っていました。古山先生に、この作文のお話をお聞きした時、空手をしていてよかったことはなんだろうと考えたのですが、書ききれないほど多くのことが浮かんできたのでいくつかですがお伝えしたいと思います。

 まず、当然ではありますが技術、体力の向上です。護身術を身につけたいと思い、妹たちと共に空手を始めました。小6からでしたので、比較的始める時期が遅く年下の子供たちより帯の色が下でした。負けず嫌い故に、早く上達したいと思い、空手歴では周りに負けているから1回1回、90分間の習熟度を人より高めようとしました。先生のお話もアドバイスも聞き逃さないようにしたり、上手な人の形を真似したりと、90分の練習を密度の濃いものにすることに努めました。当然、帰るころにはくたくたでしたが充実感があり楽しみながら続けることができました。
次に、精神面での成長です。礼儀や常識など、人間として生きていく上で必要なことをたくさん教えていただきました。加えて忍耐強さや集中力、粘り強さ、感謝する気持ちなど空手に出会う以前の自分に足りなかった部分も成長することができました。

以上のことは、空手のみならず様々な場面において私の強みとなりました。特に大学受験には大きく生きました。受験勉強においてまず必要なのは、まさに精神的な強さだと思うからです。毎日毎日机に向かうことの繰り返しで、短いようでとても長い受験期間には、時に未来が見えなくなったり逃げ出したくなったりと不安で苦しくなることもありました。そんな時に、受験する意味や目的を改めて思い出し、見守り応援してくれる皆に対する感謝の気持ちは合格という形で示すのだと決め、意欲をもって忍耐強く取り組むことができました。また、空手で高めた集中力を生かして、授業が終わってから20時までは毎日必ず塾で勉強すると決め集中し、帰宅後は一切勉強せずリラックスする時間にすることでメリハリのある充実した時間を過ごせたことも合格に繋がったのだと思います。

それから、受験勉強においてもう一つ必要なのは、体力です。問題を集中して解くと非常に体が疲れます。つまり、体力がないと、長時間集中することは厳しいのです。京大の場合試験時間が長く、理科においては180分という長丁場です。それに、免疫力が落ち風邪やインフルエンザにかかって体調を崩しては受験できません。そういった意味でも空手で培った体力は私にとって武器となりました。

元々私はそれほど頭がいいわけではなく、特に理系科目は苦手でした。しかし、大学入試レベルの問題には頭の良し悪しはさほど関係しない、いかに正しく努力するかで合否が決まるのだと信じて勉強に励みました。受験というのはいかに試験問題に対する反射を速くするかの勝負だと思います。要は、慣れ、なのです。向いているか向いていないかではなく正しい努力次第で何とかなる。これも空手で学んだことです。

それから夢や目標をもつことも少年部時代に古山先生から学んだことでした。お正月に毎年将来の夢、目標を書いた紙を先生に提出していたころ、私はそこに弁理士になって特許事務所の経営をしたいと書いていました。その時はお金持ちになりたいという単純な考えから書いていたのだと思います。しかし、色んなことを学ぶにつれて、興味の対象は変わり、より具体的になりました。高3の時に基礎医学、特に再生医学の研究に携わりたいと思うようになりました。そのため化学科を受験しました。目指すものが変われども、目標がありそのために努力することがいかに大切かということを教えていただいたので、受験も夢を叶える手段だと思い乗り切れました。京都大学は研究環境に非常に恵まれており、先日も研究室の見学に行ったときは最先端の研究を目の前にして、わくわくし鳥肌がたちました。私の夢は、まだまだこれからです。これまで以上に壁にぶつかることもあるかと思いますが、正道会館での経験で培ったものは大きく私の武器になることでしょう。目標を持ち正しく努力してゆきたいと思います。機会があれば、またもう一度空手を始めたいなとも思います。皆さんも、夢や目標をもって正しい努力を続けてください。最後になりましたが、古山先生、正道会館に入門させてくれた両親、道場で関わってくださった皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。



正道会館で学んだこと

立命館大学野球部 石坂太一

 私は保育園の年長から高校三年生までの12年間の間、空手を続けてきました。
なにか運動をしようという軽い気持ちで始めましたが、いつの間にか空手は自分にとっての重要な部分になっていました。小学生の頃は、行くのが嫌になることが何度かありました。しかし、道場に行ってみるとたくさんの友達がいて、一緒に汗を流すとこがとても楽しかった思い出があります。

また、私は小学4年から野球を続けています。中学、高校は野球を優先して、空手にはなかなか行けませんでしたが、たまに行くと自分の原点に帰ってきたようで、気持ちを新たにすることができました。
高校3年の春には甲子園大会にも出場することができました。野球で結果を残すことができたのも、空手で鍛えた身体と心が、基礎にあるからです。野球と空手は似ていないようで類似点がたくさんあります。

空手に形があるように、野球にも形があり、反復練習を行うことで身に付きます。また、体重移動の仕方についてもとても似ています。このように、私は古山先生の下で空手をしたことが野球に結びつきました。

現在は立命館大学で硬式野球部に所属しています。レギュラーになり活躍することを目標にして、日々練習しています。
そして、自分たちの代で全国大会に出場したいです。勉強の面では経済学部に所属しているので、金と社会の仕組みを学習しています。そして、淡路島の経済向上に役立てる人材になっていきたいです。



正道会館で学んだこと
日本体育大学3年 駅伝部 西岡 賢一



私は現在、日本体育大学の駅伝部に所属し、「箱根駅伝を走る」という幼い頃からの夢を追いかけています。本校の駅伝部は、平成24年の箱根駅伝では19位いう最悪の結果に終わりましたが、翌年25年の箱根駅伝では総合優勝することができました。その間の1年ですごく大切なことを学び、我ながらとても良い環境に身を置けていると感じています。

 長距離を走るということは、キツいのは当たり前ですが、走っている時は孤独です。キツければ自分の気持ち次第でペースを落とすこともできます。自分に甘くなりたければいくらでもなれる、そんな競技です。しかし、そのような競技を今現在も続けられ、自己ベストもドンドン更新できているのは、正道会館に入門し、古山先生に様々なことを教えて頂いたからです。

 日本体育大学と聞けば、世間一般的には礼儀に厳しく先輩が怖いといったイメージがあると思いますが…その通りです(笑)(全ての部活がそうとは限りませんが)。しかし正道会館において、人間力と言いましょうか、人が世の中で生きていく上で必要なことの土台となる部分を教わっていました。それが本当に役に立ちました。上下関係、連帯責任、伝統という名の変なルールなど、理不尽なことも多いですが、逃げ出そうと思ったことは一度もありません。いわゆる我慢のできる性格と言いますか、そういうことに対してはもちろん、様々なことへの「忍耐」というものを道場で学びました。

 道場に通っている時、毎年正月になると将来の夢を考えてくるという宿題がありました。もちろん私は「箱根駅伝を走る」と毎年書いていました。しかし周りから笑われました。「どうせ無理だ」「まぁ小学生やし言わせておけ」など、言葉にしては言われていませんが、子どもながらもそのようなオーラを周りの大人から感じていました。しかし、古山先生は真剣に聞いてくれました。「そうか!じゃあもっと強くならなあかんし、体ももっと柔らかくならんとな!」と言って頂いたのを未だにはっきりと覚えています。

 長距離走という競技をしていて、正道空手をやっていて良かったと思うことがたびたびあります。挨拶、掃除など、当たり前のことを当たり前にする大切さ、又その難しさ、我慢するということ、速い選手よりも強い選手になるということ、困難に立ち向かうということ、超えられない壁は無いということ、何にでもまずはチャレンジするということ…まだまだありますが、これらは全て正道会館で学びました。もちろん小学生の頃の自分はそこまで深く理解できていませんでしたが、競技を続ける中で、あの時古山先生が言われていたことはこういうことだったのかと実感するばかりです。正道会館は、もちろん空手の技術が学べ、物理的な強さは付いてきます。しかしそれだけではなく、人間の内面の部分である精神的な強さも得られ、考え方をポジティブな方向へ向かせることのできるところであると思います。

これからも自分は正道会館で学んだことを胸に、克己心(己に克つ心)をもって、残り少なくなったチャンスをしっかりものにできるように、今やっていることは全て明日に繋がっていると信じて、日々努力して参りたいと思います。 P.S 箱根駅伝は日本体育大学の応援の方をよろしくお願いします!
押忍!